Ducati Lifestyle Tokyo

2024年08月08日

ライダーをサポートする電子制御システム ~New Panigale V4の魅力③~

皆様お世話になっております。

現在、さまざまなセグメントのモーターサイクルに標準装備されている電子制御システムの多くは、ドゥカティが最初に導入したものです。

ドゥカティは長年にわたって、この分野でもっとも先進的な企業としてのポジショニングを確立しています。
革新と改善を継続的に追求することで、安全性、快適性、パフォーマンスが年々向上しています。

今回は新型パニガーレ V4に搭載されている電子制御(エレクトロニクス)システムのご紹介です。


コーナリングABS
急ブレーキ時のホイール・ロックを防ぐ安全装置。基本的に、ABSはホイールに作用するブレーキ圧力を調整し、急ブレーキ時にロックを防止して、継続的にトラクションを発揮できるようにします。ABSの介入には、選択したライディングモードに応じて、さまざまなレベルがあります。


ドゥカティ・データロガー
DDLはライダーのパフォーマンスを読み取り理解し向上させるために作られました。

ドゥカティ・パフォーマンス・アクセサリーとして提供される新しいデータロガーを使用すると、プロフェッショナルなデータを収集して、分析パッケージを利用できるようになります。2Dとの共同開発により、サーキット上でのバイクの操作や動作に関する70以上の信号を取得できるようになりました。システムをメーターパネルに統合することにより、ラップタイムやベストラップの表示、サーキットに配置された3つの区間の視覚化が可能になります。DDLのデータベースには、世界中の500を超えるサーキットのフィニッシュラインの位置が記録されています。記録されたデータは、WiFi経由でダウンロードすると、新しいスポーツバイクのサーキットでの開発をサポートするためにドゥカティのエンジニアが開発したソフトウェアツールを使用して分析することができます。

*この機能はドゥカティ・パフォーマンス・アクセサリーとして利用可能です。


ドゥカティ・マルチメディア・システム(DMS)
DMSは、Bluetooth経由でスマートフォンとバイクを接続することにより、スマートフォンの主要なマルチメディア機能を操作することが可能になります。このモデルは、このシステムを装備できるように設定されています。

*この機能はドゥカティ・パフォーマンス・アクセサリーとして利用可能です。


ドゥカティ・パワーローンチ(DPL)
ロケットスタートを可能にするローンチ・コントロール・システムが搭載されています。システムが作動すると、ライダーは発進時にクラッチを操作するだけで、(スロットル開度に関係なく)エンジンが自動的に制御されます。これにより、ドラッグレースのように、最高のスタートを切ることができます。


ドゥカティ・クイック・シフト2.0 (DQS 2.0)
DQS 2.0は、クラッチを使わずにシフトアップとシフトダウンを可能にしるレース由来のエレクトロニクス・システムです。
従来のマイクロスイッチ付きレバーを廃止してダイレクトな機械式レバーを採用するなどシステムがさらに進化しました。


デイタイム・ランニングライト(DRL)
日中のデイタイム・ランニングライト=通称デイライトから必要な場面でのロービームへの切り替えを自動で行ってくれるオート機能も搭載されております。


ドゥカティ・スライド・コントロール(DSC)
ドリフト角(スライド)に応じてエンジンから供給されるトルクを制御することでライダーをサポートするシステムです。その目標は、制御が困難なスライド角に達することを防止することで、コーナーから立ち上がる際のパフォーマンスを向上させることです。


ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)
トラクション・コントロールは、加速時にリアホイールのスピンを防止(または抑制)するシステムです。点火タイミングや燃料噴射量を慎重に管理して、発生するトルクを調整し、ホイールスピンが収束した後に発生するトルクピークを回避することで、コーナー出口において、より安全かつ予測可能な状態でスロットルを開けることができるようにします。


ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)
ウィリー・コントロールにより、フロントホイールの浮き上がりを抑えながら、モーターサイクルを最大限に加速させることができます。これにより、安全性が高まるだけでなく、可能な限り最高の加速性能も実現します。さらに、ウィリー・コントロールは、他の電子制御システムとは独立して調整することが可能です。


エンジンブレーキ・コントロール(EBC)
EBCシステムは、極限のターンイン条件で、エンジン・ブレーキが激しくかかった状態でリアタイヤに作用する力をバランスさせることで、モーターサイクルの安定性を確保してライダーをサポートします。


ライド・バイ・ワイヤ・システム
電子制御スロットルとも呼ばれ、アクセルの開閉を電子的に管理するシステムです。
好みのライディングモードを選択することで、路面のコンディションやライダーのスキルレベルに応じて、モーターサイクルの特性を変化させることができます。


ドゥカティ・ビークル・オブザーバー
ドゥカティ・トラクション・マネージメント(DTC)とドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)専用の制御装置は、ドゥカティ・コルセが開発したドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)と呼ばれるアルゴリズムにより、その動作を進化させています。このシステムは、新型パニガーレV4に、慣性プラットフォームが検出する物理量に加え、70種類の物理量を測定できるセンサーが搭載されていることをシミュレートするもので、作動推力とその瞬間にバイクが負担できる最大推力の両方を正確に推定することができます。


eCBS機能付きコーナリングABS
レースeCBSシステムは、コーナリング機能を備えた複合ブレーキシステムで、ライダーがフロント・コントロールを作動させると、あらかじめ設定された戦略に従ってリアに自律的にブレーキ圧をかけることができます。このシステムは、プロのライダーがサーキットで使用するレベルと同様の介入を行い、代わりに一般道での安全性と安定性を向上させます。


新型パニガーレV4の魅力シリーズまだまだ続きます、皆様にご一読頂けますと嬉しい限りでございます。

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